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ドキュメンタリー映画       「bloom」~生まれたのは私~

ドキュメンタリー映画       「bloom」~生まれたのは私~

b,プロジェクト立ち上げの理由と意義

*WAMの「2007年度地方分助成公募」、申し込みの際に記載した文章から
抜粋しています。


 少子高齢化社会の日本、地域での人間関係の希薄化が一層進み、子どもや高齢者に優しい社会という理想からどんどん離れていくような危機感をひしひしと感じます。
今私達に出来ることは、地域社会で世代を超えたネットワークをつくり、子どもからお年寄りまで安心して暮らせる社会を作ることだと思っています。
 少子化や子育てしやすい環境作りについては、厚生労働省の施策のもと、保育所の整備や待機児童の解消、子育て支援施設の整備がされ、また私達のような子育て支援NPOなどが活発に解決に向けた取り組みを行い、今年僅かに出生率が上向いてきました。その追い風をどんどん作っていきたいと思っています。
 そのためには、男女平等の名の下に育ってきた現代女性が妊娠出産を通じて初めて感じる「社会との壁」について広く社会に知ってもらう必要があります。
その手段として、私達は映画という媒体を考えました。映画は作る段階からたくさんの人の協力が必要ですし、観客はその映画を見るために、時間を作って集まります。これらのことから、映画は周囲を巻き込んでいく力が強い媒体だと考えています。
   ☆      ☆       ☆
 初めて子どもを持つ喜びは計り知れないものです。しかし、その後に体験する想像をはるかに超えた子育ての大変さ。子育ては長い間女性の仕事とされ、喜びや楽しみは語られても、苦しさや大変さは堪えるべきものとして表立って語られることはありませんでした。

 わたしたちは、初めての出産を経験した後に感じる女性たちの声を集めて、それをまとめて映画を製作します。
目的は、
 1.子どもを産み育てることのすばらしさ
 2.子育ては母親がひとりですることではなく、社会全体で支えていかなければいけないこと
 3.子育てすることが自らの成長に繋がる貴重な体験であることを社会に訴えることです。
そのために、母になったばかりの女性たちの生の声を集め、男女、年齢を問わず見る人を感動させる完成度の高い作品作りを目指しています。
また、現在小さな子どもを育てている親自身が子どもを預けてインタビューなどの映画製作に参加することにより、社会参加の機会を得、自己肯定感を高めることができると考えます。

 当事者である母親が参加して、このDVD映画を製作し、ふれあい上映会
開催へつなげることで、次のような効果が期待できます。
ア. 製作に参加した母親の意識や自己肯定感を高める。
イ. 地域の各所で、ふれあい上映会を開催し、異世代と交流することにより
  地域で子育てすることの大切さの再認識や、子育て不安の解消、児童虐待の予防などが期待で 
  きる。
ウ.中学生、高校生などこれから社会を担う世代に子育てについての意識を高めることが期待でき
  る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上



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